)” の例文
まあ俺の言ふことを好く覚えて置いて、次のには一層もつと気の利いたものに生れ変つて来い。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
この世にし、楽しくあらば、来んには、虫にも、鳥にもれはなりなむ。そら、これだこれだ! 此の世さへ楽しかつたら来世には、たとへどんな動物になつたつてそんな事あ構はん。
浮標 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
眼をひらかむとしてまたおもふわがの日光のさびしさよ
樹木とその葉:03 島三題 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
・鍬をかついで、これからのへたくましい腕で
行乞記:12 広島・尾道 (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
ロミオ のちをも誓言ちかひにかけて……
臥房ふしどなき人の裸形らぎやうの「痛み」
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
榛實はしばみうろ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
いかにか響くわが夕山ゆふやまもと
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)