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猿橋
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さるはし
ふりがな文庫
“
猿橋
(
さるはし
)” の例文
酒折
(
さかをり
)
の
宮
(
みや
)
、
山梨
(
やまなし
)
の
岡
(
をか
)
、
鹽山
(
ゑんざん
)
、
裂石
(
さけいし
)
、さし
手
(
で
)
の
名
(
な
)
も
都人
(
こゝびと
)
の
耳
(
みゝ
)
に
聞
(
き
)
きなれぬは、
小佛
(
こぼとけ
)
さゝ
子
(
ご
)
の
難處
(
なんじよ
)
を
越
(
こ
)
して
猿橋
(
さるはし
)
のながれに
眩
(
めくる
)
めき、
鶴瀬
(
つるせ
)
、
駒飼
(
こまかひ
)
見
(
み
)
るほどの
里
(
さと
)
もなきに
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「勝沼までと言わず、いっそ
笹子
(
ささご
)
を越えて
猿橋
(
さるはし
)
あたりまで行ってみてはいかがでござるな」
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
甲府の近くにある
国玉
(
くにたま
)
の大橋などは、橋の長さが、もとは百八十間もあって、
甲斐国
(
かいのくに
)
では、一番大きな、また古い橋でありましたが、この橋を渡る間に
猿橋
(
さるはし
)
のうわさをすることと
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
酒折
(
さかをり
)
の宮、山梨の岡、
塩山
(
ゑんざん
)
、
裂石
(
さけいし
)
、さし
手
(
で
)
の名も
都人
(
ここびと
)
の耳に聞きなれぬは、
小仏
(
こぼとけ
)
ささ
子
(
ご
)
の
難処
(
なんじよ
)
を越して
猿橋
(
さるはし
)
のながれに
眩
(
めくる
)
めき、
鶴瀬
(
つるせ
)
、
駒飼
(
こまかひ
)
見るほどの里もなきに
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「なんしてもこの通りの山の中でございますから、景色と申しても名物と申しても知れたものでございますが、そのうちでも
甲斐絹
(
かいき
)
と
猿橋
(
さるはし
)
、これがまあ、かなり日本中へ知れ渡ったものでござりまする」
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“猿橋”の解説
猿橋(さるはし、えんきょう)は、山梨県大月市猿橋町猿橋にある桂川に架かる刎橋。国の名勝に指定されている。
(出典:Wikipedia)
猿
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“猿”で始まる語句
猿
猿轡
猿臂
猿股
猿若町
猿楽
猿猴
猿蓑
猿公
猿廻