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牛乳屋
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ちちや
ふりがな文庫
“
牛乳屋
(
ちちや
)” の例文
台所から出入りの
牛乳屋
(
ちちや
)
の小僧が附ぶみをした事のあるのを、最も古くから、お誓を
贔屓
(
ひいき
)
の年配者、あたまのきれいに
兀
(
は
)
げた粋人が知っている。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
別荘と畑一つ隔たりて
牛乳屋
(
ちちや
)
あり、
樫
(
かし
)
の木に取り囲まれし
二棟
(
ふたむね
)
は右なるに牛七匹住み、左なるに人五人住みつ、夫婦に
小供
(
こども
)
二人
(
ふたり
)
、
一人
(
ひとり
)
の
雇男
(
おとこ
)
は
配達人
(
はいたつ
)
なり。
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
牛乳屋
(
ちちや
)
の表に遊んでた
十五夜お月さん
(旧字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
加茂川の邸へはじめての客と見える、
件
(
くだん
)
の五ツ紋の
青年
(
わかもの
)
は、
立停
(
たちどま
)
って
前後
(
あとさき
)
を
眗
(
みまわ
)
して
猶予
(
ためら
)
っていたのであるが、今
牛乳屋
(
ちちや
)
に教えられたので振向いて
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かれは
掌
(
たなごころ
)
もて顔をおおい、
臂
(
ひじ
)
を机に立てつ、目の前には
牛乳屋
(
ちちや
)
、水車場、小川流るる
巷
(
ちまた
)
、林の奥、
木
(
こ
)
の葉浮かびて流るるまっすぐの水道、美しき優しき治子、
翁
(
おきな
)
、
童
(
わらべ
)
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
牛乳屋
(
ちちや
)
が露地へ入れば驚き、酒屋の小僧が「
今日
(
こんち
)
は」を叫べば逃げ、大工が来たと見ればすくみ、屋根屋が来ればひそみ、
畳屋
(
たたみや
)
が来ても寄りつかない。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
否、君のみにあらず、われは一目見しかの
旗亭
(
きてい
)
の娘の君によく
肖
(
に
)
たると、老い先なき水車場の
翁
(
おきな
)
とまた
牛乳屋
(
ちちや
)
の
童
(
わらべ
)
と問わず、みなわれに
永久
(
とこしえ
)
の別れあるものぞとは思い忍ぶあたわず。
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“牛乳屋”の意味
《名詞》
牛乳屋 (ぎゅうにゅうや)
牛乳を作(つく)って売(う)る店。
牛乳を売(う)る人; 牛乳の作り手。
牛乳を配達する人。牛乳配達。
(出典:Wiktionary)
牛
常用漢字
小2
部首:⽜
4画
乳
常用漢字
小6
部首:⼄
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“牛乳”で始まる語句
牛乳
牛乳色
牛乳壜
牛乳瓶
牛乳飯
牛乳入
牛乳商
牛乳壺
牛乳店
牛乳桶