“牛乳壜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎうにゆうびん50.0%
ぎゅうにゅうびん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三郎さんは、台所へ駈けて行つて、牛乳壜ぎうにゆうびんに残つてゐる乳を、椀へうつして持つて来ました。小猫は、三郎さんの持ちそへてゐるお椀の乳を、大そうおいしさうにチウチウ音をたてゝ飲みました。
身代り (新字旧仮名) / 土田耕平(著)
そして今、露次の方に跫音あしおとがして、それが玄関の方へ近づいて来ると、彼はハッとして、きき慣れた跫音がその次にともなう動作をすぐ予想した。やがて玄関の戸がひらき、牛乳壜ぎゅうにゅうびんを置く音がする。
冬日記 (新字新仮名) / 原民喜(著)