“牛乳色”の読み方と例文
読み方割合
ちちいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逃げて行くパルチザンの姿は、牛乳色ちちいろの靄にさえぎられて見えなかった。彼等はそれを、ねらいもきめず、いいかげんに射撃した。
パルチザン・ウォルコフ (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
山の色は、うすい藍色のときもあり、鼠色だったり、あるいは一面に牛乳色ちちいろをしたもやの中から紫の頭をあらわしたり、ほんの雲の間にちょいと聳えてみえたりしていました。
不思議な国の話 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
牛乳色ちちいろもやが山のふもとへ流れ集りだした。
パルチザン・ウォルコフ (新字新仮名) / 黒島伝治(著)