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牒
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ちょう
ふりがな文庫
“
牒
(
ちょう
)” の例文
彼らは財布と銀時計——若者も内心ではどうなったろうと思っていた——をこっそり
牒
(
ちょう
)
し合わせて、見付からないことにしてしまった。
禰宜様宮田
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「何せい火急だ。これを越後の同族たちへ、
牒
(
ちょう
)
じ合わしているいとまもない。……そこで、脇屋殿がそちを
恃
(
たの
)
んでお見えなされたようなわけだが」
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
監察御史
(
かんさつぎょし
)
葉希賢
(
しょうきけん
)
、臣が名は
賢
(
けん
)
、
応賢
(
おうけん
)
たるべきこと
疑
(
うたがい
)
無しと
白
(
もう
)
す。
各
(
おのおの
)
髪を
剃
(
そ
)
り
衣
(
い
)
を
易
(
か
)
えて
牒
(
ちょう
)
を
披
(
ひら
)
く。
殿
(
でん
)
に在りしもの
凡
(
およ
)
そ五六十人、
痛哭
(
つうこく
)
して地に倒れ、
倶
(
とも
)
に
矢
(
ちか
)
って
随
(
したが
)
いまつらんともうす。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
賀
(
が
)
は笑った。——彼はこれへ帰るやいな、かねて他県の官庁から廻附されている多くの手配の
牒
(
ちょう
)
を調べさせ、そのうちから「あっ、これだ」と魯智深の人相書を見つけ出していたのである。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“牒”の解説
牒(ちょう)とは、律令制における公文書の様式の1つ。
(出典:Wikipedia)
牒
漢検準1級
部首:⽚
13画
“牒”を含む語句
間牒
符牒
通牒
移牒
牒者
度牒
牒状
返牒
密牒
牒報
秘牒
牒述
牒文
古牒
牒合
牒号
最後通牒
御通牒
御牒
寄進牒
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