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燒餅
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やきもち
ふりがな文庫
“
燒餅
(
やきもち
)” の例文
新字:
焼餅
蕎麥
(
そば
)
の
粉
(
こ
)
に
里芋
(
さといも
)
の
子
(
こ
)
をまぜて
造
(
つく
)
つたその
燒餅
(
やきもち
)
の
焦
(
こ
)
げたところへ
大根
(
だいこん
)
おろしをつけて
焚火
(
たきび
)
にあたりながらホク/\
食
(
た
)
べるのは、どんなにおいしいでせう。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「そして、斯う言ふんです。錢形の親分を此處へつれて來たかつたけれど、大
燒餅
(
やきもち
)
の赤井主水は何を言ふかわからないから、暫らく泳がして置く——つてね」
銭形平次捕物控:283 からくり屋敷
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
燒餅
(
やきもち
)
燒
(
や
)
くとて
手
(
て
)
を
燒
(
や
)
いてえ、
其
(
そ
)
の
手
(
て
)
でお
釋迦
(
しやか
)
の
團子
(
だんご
)
捏
(
こ
)
ねたあ」と
當
(
あ
)
てつけに
唄
(
うた
)
うてずん/\
行
(
い
)
つて
畢
(
しま
)
ふ。
後
(
うしろ
)
の
群集
(
ぐんしふ
)
はそれに
應
(
おう
)
じて
指
(
ゆび
)
を
啣
(
くは
)
へてぴう/\と
鳴
(
な
)
らしながら
勘次
(
かんじ
)
の
心
(
こゝろ
)
を
苛立
(
いらだ
)
たせた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
茶汲み女を片つぱしから口説き落して、際限も無い
放埒
(
はうらつ
)
だから、女房のお留は
燒餅
(
やきもち
)
で氣が變になつたのだよ。最初、お北の髮を切つたのは、間違ひもなく主人の岩吉だ。
銭形平次捕物控:254 茶汲み四人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今度は
燒餅
(
やきもち
)
でもなんでもなく、血に
渇
(
かわ
)
いた
獸物
(
けだもの
)
のやうな心持で、闇の夜を狙つて外へ出ては
銭形平次捕物控:013 美女を洗ひ出す
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
世にも珍らしい
氣象者
(
きしやうもの
)
で、
燒餅
(
やきもち
)
も一段と
凄
(
すさ
)
まじかつた、私に隱し子があるなどとわかつたら、どんな騷ぎになるかわからない、金之助のお
金
(
きん
)
は、男姿のまゝ、
我慢
(
がまん
)
に我慢をして
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一度お小夜にやつた金を、お小夜を殺した上で、猪之松と爲五郎にわけてやる根性は憎いぢやないか、——それにあの芝居氣と
嫉妬
(
やきもち
)
はひど過ぎるよ。尤も、男の
嫉妬
(
やきもち
)
は女の
燒餅
(
やきもち
)
よりもひどいといふよ。
銭形平次捕物控:295 万両息子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
燒
部首:⽕
16画
餅
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
“燒餅”で始まる語句
燒餅喧嘩