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熱病
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ねつびょう
ふりがな文庫
“
熱病
(
ねつびょう
)” の例文
それはおそろしくふゆかいな、長い
熱病
(
ねつびょう
)
をわずらったような心持ちであった。わたしはどうしたらいいだろう。なんと言えばいいのだ。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
そしてぼくが
桃
(
もも
)
いろをした
熱病
(
ねつびょう
)
にかかっていてそこへいま水が来たのでぼくは足から水を
吸
(
す
)
いあげているのだった。どきっとして
眼
(
め
)
をさました。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
原因不明
(
げんいんふめい
)
の
軽
(
かる
)
い
熱病
(
ねつびょう
)
が、
村々
(
むらむら
)
へ
流行
(
りゅうこう
)
したのは、その
後
(
のち
)
のことです。しかし、
日
(
ひ
)
がたつと、いつしかその
病気
(
びょうき
)
も、あとかたなく
消
(
き
)
えてしまいました。
なまずとあざみの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ただ
洋法
(
ようほう
)
に取るべきものは
熱病
(
ねつびょう
)
の
治療法
(
ちりょうほう
)
のみなりとて、
彼
(
か
)
の
浅田宗伯
(
あさだそうはく
)
を信ずること
深
(
ふか
)
かりしという。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
隅
(
すみ
)
から
隅
(
すみ
)
へと
急
(
いそ
)
いで
歩
(
あゆ
)
み
初
(
はじ
)
める、
丁度
(
ちょうど
)
激
(
はげ
)
しい
熱病
(
ねつびょう
)
にでも
俄
(
にわか
)
に
襲
(
おそ
)
われたよう。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
熱病
(
ねつびょう
)
のように
叫
(
さけ
)
びあった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「たぶんひばりでしょう。ああ頭がぐるぐるする。おっかさん、まわりが
変
(
へん
)
に
見
(
み
)
えるよ」と
言
(
い
)
いながら、そのままバッタリ
倒
(
たお
)
れてしまいました。ひどい
熱病
(
ねつびょう
)
にかかったのです。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“熱病”の意味
《名詞》
高熱を発症する疾病の総称。
(出典:Wiktionary)
熱
常用漢字
小4
部首:⽕
15画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
“熱病”で始まる語句
熱病患者
熱病期
熱病的
熱病雲