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煮豆屋
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にまめや
ふりがな文庫
“
煮豆屋
(
にまめや
)” の例文
豌豆
(
えんどう
)
や
隠元
(
いんげん
)
は畑に
数珠
(
じゅず
)
生
(
な
)
りでも、もいで
煮
(
に
)
て食う
暇
(
ひま
)
は無い。
如才
(
じょさい
)
ない東京場末の
煮豆屋
(
にまめや
)
が
鈴
(
りん
)
を鳴らして来る。飯の代りに
黍
(
きび
)
の餅で済ます日もある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
手
(
て
)
には
小皿
(
こざら
)
を
持
(
も
)
ちたり。
四五軒
(
しごけん
)
行過
(
ゆきす
)
ぎたる
威勢
(
ゐせい
)
の
善
(
よ
)
き
煮豆屋
(
にまめや
)
、
振返
(
ふりかへ
)
りて、よう!と
言
(
い
)
ふ。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
する事になると思ふと、それが身代りだつたりして、——でも、あんな
蓮葉娘
(
はすつぱむすめ
)
と祝言しなくて飛んだ仕合せよ。そのうちに、
煮豆屋
(
にまめや
)
のお勘ツ子にでも當つて見ねえ、あの娘の方が餘つ程筋が宜いぜ
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
笠森稻荷
(
かさもりいなり
)
のあたりを
通
(
とほ
)
る。
路傍
(
みちばた
)
のとある
駄菓子屋
(
だぐわしや
)
の
奧
(
おく
)
より、
中形
(
ちうがた
)
の
浴衣
(
ゆかた
)
に
繻子
(
しゆす
)
の
帶
(
おび
)
だらしなく、
島田
(
しまだ
)
、
襟白粉
(
えりおしろい
)
、
襷
(
たすき
)
がけなるが、
緋褌
(
ひこん
)
を
蹴返
(
けかへ
)
し、ばた/\と
駈
(
か
)
けて
出
(
い
)
で、
一寸
(
ちよつと
)
、
煮豆屋
(
にまめや
)
さん/\。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
煮
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
豆
常用漢字
小3
部首:⾖
7画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“煮豆”で始まる語句
煮豆