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煉瓦建
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れんがだて
ふりがな文庫
“
煉瓦建
(
れんがだて
)” の例文
お三根は、ほかのお手伝いさんとはちがい、ひとりだけ針目博士の研究所である
煉瓦建
(
れんがだて
)
の建物の中に部屋をあたえられて住んでいた。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その街並は、皆大きな
陰鬱
(
いんうつ
)
な
煉瓦建
(
れんがだて
)
でした。その一つの家の、正面の扉の上に、
真鍮
(
しんちゅう
)
の名札が輝いていました。そこに黒でこう彫ってありました。
小公女
(新字新仮名)
/
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット
(著)
日本が外国と貿易を始めると直ぐ建てられたらしい、古い
煉瓦建
(
れんがだて
)
の家が並んでいた。ホンコンやカルカッタ辺の支邦人街と同じ空気が此処にも
溢
(
あふ
)
れていた。
淫売婦
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
人形町通りも半分焼けたので銀座に似た
煉瓦建
(
れんがだて
)
になった。その幾軒かはテンコツさんの持家であった。住居も紳士風にした。石のような
羊羹
(
ようかん
)
を紙に包んでくれなくなった。
旧聞日本橋:07 テンコツさん一家
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
凹んだ道は、かなり曲り曲って、小高い丘の方へつづいていましたが、そこをのぼりきったところに、小さい
煉瓦建
(
れんがだて
)
の番小屋のようなものがありました。
怪塔王
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
紳士は、そのようなビルディングの蔭を七つ八つも通りすぎてから、これはまた何と時代
錯誤
(
さくご
)
な感じのする
煉瓦建
(
れんがだて
)
のビルディングの
扉
(
ドア
)
を押して入って行った。
国際殺人団の崩壊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
見るからに、
妖魔
(
ようま
)
の
棲
(
す
)
んでいそうな古い
煉瓦建
(
れんがだて
)
の鬼仏洞の入口についたのが、四時十五分過ぎであった。
鬼仏洞事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
曾祖父
(
そうそふ
)
の代からずっと医学者がつづいており、曾祖父の針目
逸斎
(
いっさい
)
、祖父の針目
寛斎
(
かんさい
)
、父の針目
豹馬
(
ひょうま
)
と、みんな医学者であり、そして邸内に、古めかしい
煉瓦建
(
れんがだて
)
ではあるが
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
帆村の探偵事務所は、
丸
(
まる
)
の
内
(
うち
)
にあったが、
今時
(
いまどき
)
流行
(
はや
)
らぬ
煉瓦建
(
れんがだて
)
の
陰気
(
いんき
)
くさい建物の中にあった。びしょびしょに
濡
(
ぬ
)
れたような階段を二階にのぼると、そこに彼の事務所の
名札
(
なふだ
)
が下げてあった。
什器破壊業事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と思っているうちに、古い
煉瓦建
(
れんがだて
)
のかべが、みしみしと鳴りだした。
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
煉
漢検準1級
部首:⽕
13画
瓦
常用漢字
中学
部首:⽡
5画
建
常用漢字
小4
部首:⼵
9画
“煉瓦”で始まる語句
煉瓦
煉瓦塀
煉瓦造
煉瓦壁
煉瓦色
煉瓦石
煉瓦作
煉瓦場
煉瓦屋
煉瓦敷