火口壁かこうへき)” の例文
最初さいしよ活動かつどうおいては火口内かこうない鎔岩ようがんが、火口壁かこうへきへりまですゝみ、一時いちじ流出りゆうしゆつ氣遣きづかはれたけれども、つひにそのことなくして、鎔岩ようがん水準すいじゆんふたゝ低下ていかしてしまつたのである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
鎔岩ようがん大部分だいぶぶん火口底かこうていから次第しだい火口壁かこうへき上部じようぶまであがつてつひ外側そとがはあふいづるにいたることがある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
とく天明三年てんめいさんねん西暦せいれき千七百八十三年せんしちひやくはちじゆうさんねん)の噴火ふんか激烈げきれつであつて、現在げんざい鬼押出おにおしだしとづけてゐる鎔岩流ようがんりゆうしたのみならず、熱泥流ねつでいりゆう火口壁かこうへきもつとひく場所ばしよから一時いちじ多量たりようあふれさせ
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)