-
トップ
>
-
灌木帶
>
-
かんぼくたい
(ホ)
灌木帶(
偃松帶)。 えぞまつやとゞまつの
針葉樹林を
出てその
先へ
移ると、
急に
光が
強く、あたりはぱっと
明るくなつたような
氣がします。
北へ
行けば
行くほど、たとひ
低い
山でも
温帶林、
寒帶林、
灌木帶、
草本帶と、
高さに
從つて、それ/″\
生えてる
植物が
變つて
行くのが
目につきます。
即、そこは
灌木帶といふところで、
殊に
偃松が
目につくので、
偃松帶ともいつてゐます。
偃松は
地上二三尺のところに
腕を
伸ばし、
肘を
張つたように、
枝を
四方にひろげてゐます。