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潜込
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もぐりこ
ふりがな文庫
“
潜込
(
もぐりこ
)” の例文
旧字:
潛込
私
(
わたくし
)
が
此処
(
ここ
)
へ
蚊帳
(
かや
)
を釣って
潜込
(
もぐりこ
)
んでから、帰って見えて、
晩飯
(
ばんめし
)
ももう、なぞと言われるさえ折々の事。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「……
暖
(
あったか
)
い!……」を
機会
(
きっかけ
)
に、
行火
(
あんか
)
の箱火鉢の
蒲団
(
ふとん
)
の下へ、
潜込
(
もぐりこ
)
ましたと
早合点
(
はやがってん
)
の膝小僧が、すぽりと気が抜けて、二ツ、ちょこなんと揃って、
灯
(
ともしび
)
に照れたからである。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「常さん、今君が蔀を開けて、何かが覗いたって、僕は
潜込
(
もぐりこ
)
む
懐中
(
ふところ
)
がないんだもの……」
霰ふる
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すると何うだ、
己
(
おれ
)
にお
謝罪
(
わび
)
をすれば
未
(
まだ
)
しも
可愛気
(
かはいげ
)
があるけれど、いくら寒いたつて
余
(
あんま
)
りな、山田の寝床へ
潜込
(
もぐりこ
)
みに
行
(
い
)
きをつた。
彼
(
あれ
)
が
妖怪
(
ばけもの
)
と思違ひをして居るのも
否
(
いや
)
とは謂はれぬ。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
中の橋へ出て、牛込へ
潜込
(
もぐりこ
)
んだ、が、ああ、
後
(
おく
)
れた。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
潜
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“潜”で始まる語句
潜
潜戸
潜門
潜伏
潜水夫
潜々
潜行
潜入
潜然
潜望鏡