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温
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ぬくも
ふりがな文庫
“
温
(
ぬくも
)” の例文
真ん中に切った炉にはすで瀬戸ひきの鉄瓶がかけられ、いい加減
温
(
ぬくも
)
っている。無論、中味はただの湯ではない。
瘤
(新字新仮名)
/
犬田卯
(著)
その
温
(
ぬくも
)
りさへ着物についてゐるのではないかと、自分の手をあてて見たりした、——やはり
一途
(
いちづ
)
に悦ばしかつたのだ、しかし旦那がああ云つたけど、一しよに行つていいものかどうか
一の酉
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
互いの体の
温
(
ぬくも
)
りが、互いの体へ通って行く。二人の心は恍惚となった。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
裾
(
すそ
)
の
方
(
はう
)
からお
温
(
ぬくも
)
りなされませ、
忘
(
わす
)
れても
無理
(
むり
)
な
路
(
みち
)
はなされますな。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
噫、病院の窓! 梅野とモ一人の看護婦が、
寝衣
(
ねまき
)
に着換へて
淡紅色
(
ときいろ
)
の
扱帯
(
しごき
)
をしてた所で、
足下
(
あしもと
)
には燃える様な赤い裏を
引覆
(
ひつくらか
)
へした、まだ身の
温
(
ぬくも
)
りのありさうな
衣服
(
きもの
)
! そして、白い脛が! 白い脛が!
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“温”を含む語句
温順
温和
温泉
温柔
温気
生温
微温
温暖
温習
温味
温雅
微温湯
温泉宿
温泉場
温厚
温室
温湯
温石
温突
温度
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