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温
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あったか
ふりがな文庫
“
温
(
あったか
)” の例文
これは
温
(
あったか
)
くして蒸らせるのですから布巾の代りにフランネルか
毛布
(
けっと
)
ならなお結構です。その木鉢を
極
(
ご
)
く温い処へ八時間ほどそうっと置きます。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
手はこびの
暖炉
(
すとうぶ
)
がはこばれた、
温
(
あったか
)
いお茶もある、新聞もある、心地よい長椅子もある。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
鋼鉄にしぶきの砕ける音がして、顔に
温
(
あったか
)
い雨粒を感じました。
十時五十分の急行
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
文「何う致しまして、これは心計りですが、亥太郎さんも御気性だから
健
(
すこや
)
かで
速
(
すみやか
)
に御出牢になりましょうが、それまでの助けにもなるまいが、
真
(
ほん
)
の土産のしるしに上げますから、何か
温
(
あったか
)
い物でも買って
喫
(
あが
)
って下さい」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
八時間の後
温
(
あったか
)
い処から出してみるとプツプツと
盛
(
さかん
)
に醗酵していますからその中へメリケン粉二斤を加えてよく
混
(
ま
)
ぜると
饂飩
(
うどん
)
の少し柔い位なものが出来ます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
それをまた混ぜた後に玉子の白身を充分に泡立ててメリケン粉をバラバラと振かけながら
幾度
(
いくど
)
にも加えます。それを前の通りにしてオムレツに揚げて
温
(
あったか
)
い内に出します。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
それへ玉子の黄身を二つと塩を小匙に一杯と水を大匙八杯ほど入れて饂飩を
捏
(
こ
)
ねるようによく
捏
(
こね
)
ます。これも
温
(
あったか
)
い日には水で捏ねられますけれども極く寒くなるとお湯で捏ねます。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
それを
布巾
(
ふきん
)
で堅く絞って細かに切って別に塩味の御飯を炊いてお
櫃
(
ひつ
)
へ移す時よく混ぜます。嫁菜の香りと味がなかなか結構です。しかしこの御飯は
温
(
あったか
)
い内に食べないといけません。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
温
(
あったか
)
い御飯へそのお薬味と鯛汁をかけて食べてもいいのさ。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“温”を含む語句
温順
温和
温泉
温柔
温気
生温
微温
温暖
温習
温味
温雅
微温湯
温泉宿
温泉場
温厚
温室
温湯
温石
温突
温度
...