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温
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あたゝま
ふりがな文庫
“
温
(
あたゝま
)” の例文
ヤクツク人は夜通し煖炉を焚いてゐるが、それでも
温
(
あたゝま
)
りは長くは持たない。だから夜中に寒くなると、誰か早く目の醒めたものが薪をくべ足すのである。
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
ながらく往き来をしない二人のいはゆる旧交が
温
(
あたゝま
)
つて、度々神田へ出てくるなら、それぢや、昼休みにでも寄れといふので、彼は、名刺を渡しておいたのである。
双面神
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
○さて幽霊は
影
(
かげ
)
も見えず、
源教
(
げんけう
)
は
炉
(
ろ
)
に
温
(
あたゝま
)
りて
睡眠
(
ねふけ
)
をもよほし、
居眠
(
ゐねふ
)
りしつゝ
終
(
つひ
)
に倒れんとして目をひらきしに、お菊が
幽霊
(
いうれい
)
何時
(
いつ
)
か
来
(
きた
)
りて
仏
(
ほとけ
)
に
対
(
むか
)
ひ、まうけたる
新薦
(
あらこも
)
の上に
坐
(
すは
)
り
頭
(
かしら
)
を
低
(
たれ
)
てゐたり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“温”を含む語句
温順
温和
温泉
温柔
温気
生温
微温
温暖
温習
温味
温雅
微温湯
温泉宿
温泉場
温厚
温室
温湯
温石
温突
温度
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