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清水谷
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しみずだに
ふりがな文庫
“
清水谷
(
しみずだに
)” の例文
井戸は江戸時代にあっては
三宅坂側
(
みやけざかそば
)
の
桜
(
さくら
)
ヶ
井
(
い
)
、
清水谷
(
しみずだに
)
の
柳
(
やなぎ
)
の
井
(
い
)
、
湯島
(
ゆしま
)
の
天神
(
てんじん
)
の
御福
(
おふく
)
の
井
(
い
)
の如き、古来江戸名所の
中
(
うち
)
に数えられたものが多かったが
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
しかもそのくせ、
卑怯
(
ひきょう
)
にも
片陰
(
かたかげ
)
を拾い拾い小さな
社
(
やしろ
)
の
境内
(
けいだい
)
だの、
心当
(
こころあたり
)
の、
邸
(
やしき
)
の垣根を
覗
(
のぞ
)
いたが、前年の生垣も煉瓦にかわったのが多い。——
清水谷
(
しみずだに
)
の奥まで掃除が届く。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
太陽が
清水谷
(
しみずだに
)
公園の森の向うへ沈んでしまうと、熊さんの日輪草も、つぼみました。
日輪草:日輪草は何故枯れたか
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
さて此の医者の
知己
(
ちかづき
)
で、
根津
(
ねづ
)
の
清水谷
(
しみずだに
)
に
田畑
(
でんぱた
)
や貸長屋を持ち、その
上
(
あが
)
りで
生計
(
くらし
)
を立てゝいる浪人の、
萩原新三郎
(
はぎわらしんざぶろう
)
と申します者が有りまして、
生
(
うま
)
れつき
美男
(
びなん
)
で、年は二十一歳なれどもまだ妻をも
娶
(
めと
)
らず
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
況
(
いわん
)
や待望の雨となると、長屋近間の
茗荷畠
(
みょうがばたけ
)
や、水車なんぞでは気分が出ないとまだ
古
(
むかし
)
のままだった番町へのして
清水谷
(
しみずだに
)
へ入り
擬宝珠
(
ぎぼし
)
のついた弁慶橋で、一振柳を胸にたぐって
遺稿:02 遺稿
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
私はただその
気高
(
けだか
)
い
艶麗
(
あでやか
)
な人を、今でも神か仏かと、思うけれど、
後
(
あと
)
で考えると、先ずこうだろうと、思われるのは、
姥
(
うば
)
の娘で、
清水谷
(
しみずだに
)
の温泉へ、
奉公
(
ほうこう
)
に出ていたのを、祭に
就
(
つ
)
いて
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
清
常用漢字
小4
部首:⽔
11画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
谷
常用漢字
小2
部首:⾕
7画
“清水谷”で始まる語句
清水谷下
清水谷公考
清水谷観音