“混堂(ゆや)” の例文
葡萄圃の間を過ぎ、古の混堂(ゆや)の址(あと)を圍みたる白き石垣に沿ひて、ひたすら進みゆく程に羅馬の府の外に出でぬ。日はいと烈しかりき。
此混堂(ゆや)に続(つゞ)きて厨処(だいどころ)あり、灶(かまど)にも穴ありて地火を引て物を烹(にること)薪(たきゞ)に同じ。次に中の間(ま)あり、床(ゆか)の下より竹筩(たけつゝ)を出し、口には一寸ばかり銅(あかゞね)を鉗(はめ)て火を出(いだ)さしむ。
此混堂(ゆや)に続(つゞ)きて厨処(だいどころ)あり、灶(かまど)にも穴ありて地火を引て物を烹(にること)薪(たきゞ)に同じ。次に中の間(ま)あり、床(ゆか)の下より竹筩(たけつゝ)を出し、口には一寸ばかり銅(あかゞね)を鉗(はめ)て火を出(いだ)さしむ。
是日(このひ)はことに快晴(くわいせい)して村落(そんらく)の秋景(しうけい)百逞(ひやくてい)目を奪(うば)ふ。さて平山(ひらやま)一ツを踰(こえ)て坡(さか)あり、則(すなはち)地獄谷へいたるの径(みち)なり。坡(さか)の上より目を下(くだ)せば一ツの茅屋(ばうをく)あり、是(これ)本文(ほんもん)にいへる混堂(ゆや)なり。
是日(このひ)はことに快晴(くわいせい)して村落(そんらく)の秋景(しうけい)百逞(ひやくてい)目を奪(うば)ふ。さて平山(ひらやま)一ツを踰(こえ)て坡(さか)あり、則(すなはち)地獄谷へいたるの径(みち)なり。坡(さか)の上より目を下(くだ)せば一ツの茅屋(ばうをく)あり、是(これ)本文(ほんもん)にいへる混堂(ゆや)なり。
翁が妻(つま)水のうちよりもゆる火を見せ申さんとて、混堂(ゆや)のうしろに僅(わづか)の山田ある所にいたり、田の水の中に少し湧(わく)ところあるにつけぎの火をかざししに、水中の火蝋燭(らふそく)のもゆるが如し。
翁が妻(つま)水のうちよりもゆる火を見せ申さんとて、混堂(ゆや)のうしろに僅(わづか)の山田ある所にいたり、田の水の中に少し湧(わく)ところあるにつけぎの火をかざししに、水中の火蝋燭(らふそく)のもゆるが如し。