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洗足
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すゝぎ
ふりがな文庫
“
洗足
(
すゝぎ
)” の例文
洗
(
あら
)
はせて
此室
(
こゝ
)
へ
呼
(
よ
)
びたしと
仰
(
おほ
)
せられたに
相違
(
さうゐ
)
はなし
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
お
上
(
あが
)
りなされよと
洗足
(
すゝぎ
)
の
湯
(
ゆ
)
まで
汲
(
く
)
んでくるゝはよも
串戯
(
じやうだん
)
にはあらざるべし
僞
(
いつは
)
りならずとせば
眞
(
しん
)
以
(
もつ
)
て
奇怪
(
きくわい
)
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
庄馬鹿は
洗足
(
すゝぎ
)
の湯を汲んで持つて来る。疲れて、がつかりして、
蔵裏
(
くり
)
の
上
(
あが
)
り
框
(
がまち
)
に腰掛け乍ら、雪の
草鞋
(
わらぢ
)
を
解
(
ほど
)
いた後、
温暖
(
あたゝか
)
い
洗
(
すゝ
)
ぎ
湯
(
ゆ
)
の中へ足を浸した時の其丑松の心地は
奈何
(
どんな
)
であつたらう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
洗足
(
すゝぎ
)
の水を持つて来た知合の下女が言つた。彼女は平三の村の者であつた。
厄年
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
父
(
ちゃん
)
の脛ばかりは咬っていねえ、是でもお客がえら有れば
種々
(
いろん
)
な手伝をして、
洗足
(
すゝぎ
)
持ってこ、
草鞋
(
わらじ
)
を脱がして、
汚
(
きたね
)
え物を手に受けて、湯う
沸
(
わか
)
して脊中を流してやったり、
皆
(
みんな
)
家
(
うち
)
の為と思ってしているだ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“洗足”の意味
《名詞》
汚れた足を洗うこと。また、それに使う湯水。
(出典:Wiktionary)
“洗足”の解説
洗足(せんぞく)は、東京都目黒区の地名。現行行政地名は洗足一丁目および二丁目。郵便番号は152-0012。
(出典:Wikipedia)
洗
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“洗足”で始まる語句
洗足水
洗足盥
洗足町
洗足小池