洋銀ようぎん)” の例文
それはインチキを自ら用いて、大会一等賞の洋銀ようぎんカップをせしめようという目的では勿論ない。
麻雀インチキ物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
たかといへるは洋銀ようぎんかんざし天神てんじんがへしのまげしたきながらおもしたやうにりきちやん先刻さつき手紙てがみしかといふ、はあとのない返事へんじをして、どうでるのではいけれど
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
死ぬ二日前、洋銀ようぎんまがいのつまらない指輪を左手の薬指にはめ、これお友達から記念にもらったものですから、死んだら、このままで焼いてくださいといったので、そのとおりにした。
春雪 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この象の拵物こしらえものは、佐渡屋の親父が洋銀ようぎんの思惑であてた年、ちょうど麹町の年番に当ったのでポンと千両投げ出して先代の美濃清に作らせたものなんですが、その時、佐渡屋が美濃清に
身分みぶんたかからずともまことある良人おつと情心なさけごゝろうれしく、六でう、四でういへを、金殿きんでんとも玉樓ぎよくろうとも心得こゝろえて、いつぞや四てう藥師樣やくしさまにてふてもらひし洋銀ようぎん指輪ゆびわ大事だいじらしう白魚しらをのやうな、ゆびにはめ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)