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波多野
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はたの
ふりがな文庫
“
波多野
(
はたの
)” の例文
北は丹波の
波多野
(
はたの
)
一族から裏日本の諸豪を誘導し、全日本にわたる鉄のごとき反信長陣の
聯合
(
れんごう
)
を一日ましに強めてゆくことであった。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
細君は何時もの通り書斎に
坐
(
すわ
)
っている彼の前に出て、「あの
波多野
(
はたの
)
って
御婆
(
おばあ
)
さんがとうとう
遣
(
や
)
って来ましたよ」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
波多野
(
はたの
)
中尉が一名の兵卒をつれて、同じく冒険的に生命をとして大阪に飛行し、はじめて東京地方の惨状の報告と、救護その他軍事上の重要命令を第四師団にわたし
大震火災記
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
平家琵琶の
検校
(
けんげう
)
藤村
性禅
(
しやうぜん
)
氏がまだ生存してゐた頃で、富尾木氏もこの
盲
(
めくら
)
法師が
波多野
(
はたの
)
流の最後の人である事はよく知つてゐたので、
態々
(
わざ/\
)
宿に招いて平家の一曲を所望する事に
定
(
き
)
めた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
間もなく鎌倉の警察署から、司法主任の
波多野
(
はたの
)
警部が部下を連れて到着した。
何者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
こう二大敵国を
繞
(
めぐ
)
って、それに
連鎖
(
れんさ
)
する山陰の
波多野
(
はたの
)
一族や、播磨の別所や、伊丹の荒木村重などの群れが、
兀然
(
こつぜん
)
と、いまはその敵性と一環の聯絡とを
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「御常さんて人はその時にあの
波多野
(
はたの
)
とかいう
宅
(
うち
)
へまた御嫁に行ったんでしょうか」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
毛利を
繞
(
めぐ
)
る
衛星
(
えいせい
)
としては、播州に
赤松
(
あかまつ
)
、
別所
(
べっしょ
)
があり、南部中国には
宇喜多
(
うきた
)
、北部の
波多野
(
はたの
)
一族などあって、その
勢力圏
(
せいりょくけん
)
は、
安芸
(
あき
)
、
周防
(
すおう
)
、
長門
(
ながと
)
、
備後
(
びんご
)
、
備中
(
びっちゅう
)
、
美作
(
みまさか
)
、
出雲
(
いずも
)
、
伯耆
(
ほうき
)
、
隠岐
(
おき
)
、
因幡
(
いなば
)
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
八上
(
やかみ
)
城の
波多野
(
はたの
)
一族と大善院とは交渉浅くない。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“波多野(
波多野氏
)”の解説
波多野氏(はたのし)は、日本の氏族。
平安時代末期から鎌倉時代にかけて相模国波多野荘(現・神奈川県秦野市)を本領とした豪族。
丹波の戦国大名。
などがある。
(出典:Wikipedia)
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“波多野”で始まる語句
波多野秀治
波多野承五郎
波多野氏
波多野秋子
波多野伝三郎