“八上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やかみ80.0%
やがみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すでにそれがしの八上やかみの城なども、それになりかけて来たところで、広言ながら、この先まだ一年や一年半は支えてごらんに入れてもよい。はははは
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
避りし所以ゆゑは、その八十神おのもおのも稻羽いなば八上やかみ比賣よばはむとする心ありて、共に稻羽に行きし時に、大穴牟遲おほあなむぢの神にふくろを負せ、從者ともびととしてて往きき
かれその菟、大穴牟遲の神に白さく、「この八十神は、かならず八上やがみ比賣を得じ。ふくろを負ひたまへども、汝が命ぞ獲たまはむ」
ここに八上やがみ比賣、八十神に答へて言はく、「吾は汝たちの言を聞かじ、大穴牟遲の神にはむ」といひき。