“やがみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
矢上60.0%
八上20.0%
八神20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この辺では、この山を矢上やがみ山と呼んでると、一人が教えてくれました。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
かれその菟、大穴牟遲の神に白さく、「この八十神は、かならず八上やがみ比賣を得じ。ふくろを負ひたまへども、汝が命ぞ獲たまはむ」
ここに八上やがみ比賣、八十神に答へて言はく、「吾は汝たちの言を聞かじ、大穴牟遲の神にはむ」といひき。
尾州の家老成瀬なるせ氏は犬山に、竹腰たけごし氏は今尾いまおに、石河いしかわ氏は駒塚こまづかに、その他八神やがみ毛利もうり氏、久々里くくり九人衆など、いずれも同じ美濃の国内に居所を置き、食邑しょくゆうをわかち与えられている。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)