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水天髣髴
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すいてんほうふつ
ふりがな文庫
“
水天髣髴
(
すいてんほうふつ
)” の例文
水天髣髴
(
すいてんほうふつ
)
の間に毛筋ほどの長堤を横たえ、その上に、家五六軒だけしか対岸に見せない利根川の佐原の宿、
干瓢
(
かんぴょう
)
を干すその
晒
(
さら
)
した色と、その晒した匂いとが
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
その、冴えきった一瞬には、
水天髣髴
(
すいてんほうふつ
)
の境、
紀
(
き
)
の
路
(
じ
)
の山が、ありやなしやに見えている。
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
紋太夫は
屹
(
きっ
)
と眼を据えて、
水天髣髴
(
すいてんほうふつ
)
の
遠方
(
おちかた
)
を喰い入るばかりに睨んでいたが
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
眺望
(
てうぼう
)
すると、
北
(
きた
)
の
一方
(
いつぽう
)
は
吾等
(
われら
)
が
渡
(
わた
)
つて
來
(
き
)
た
大洋
(
たいやう
)
で、
水天髣髴
(
すいてんほうふつ
)
として
其
(
その
)
盡
(
つく
)
る
所
(
ところ
)
を
知
(
し
)
らず、
眼下
(
がんか
)
に
瞰
(
み
)
おろす
海岸
(
かいがん
)
には、
今
(
いま
)
乘捨
(
のりす
)
てゝ
來
(
き
)
た
端艇
(
たんてい
)
がゆらり/\と
波
(
なみ
)
に
揉
(
も
)
まれて、
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
に
集
(
あつま
)
つて
來
(
き
)
たか
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
髣
漢検1級
部首:⾽
14画
髴
漢検1級
部首:⾽
15画
“水天”で始まる語句
水天宮
水天
水天宮樣
水天官
水天一色
水天一髪
水天宮様
水天髪髴
水天宮利生深川