“氣請”の読み方と例文
読み方割合
きうけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
述て直樣水呑村へと立出けり爰に水呑村の鵜川惣内は名主退役たいやくの後彌々いよ/\村中の氣請きうけあし加之そのうへ九助の金の一件より盜賊の惡名あくみやうきえず身代は日に増にかたむきけるが是に引かへ九助方は益々ます/\繁昌はんじやうなすを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
急ぎ日ならず江戸に着ければ知己しるべ周旋せわにて日本橋むろ町三丁目の番人にかゝへられつとめけるが元來正直しやうぢきの九助故町内の氣請きうけよく月に三貫文の外に草履ざうり草鞋わらんぢ其他荒物あめなど賣ける中駿河するが町越後屋三家の掃除さうぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せし趣き今一おう申聞よと聞るゝに今さら面目なき體にて私し儀里と夫婦に相成しより段々だん/\村中の氣請きうけ惡敷あしくなり役儀は九助へ申付られ家もさびしく成行中にて母は日増しにおごり増長ぞうちやう追々おひ/\困窮こんきうせまりし折から九助が江戸表にて金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)