“きうけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気受60.0%
氣請20.0%
舊家20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平生から明瞭めいりょうで新しくって、大変学生に気受きうけが好いんだそうだが、その明瞭な講義中に、やはり明瞭ではあるが、前後とどうしても辻褄つじつまの合わない所が一二箇所出て来るんだってね。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
述て直樣水呑村へと立出けり爰に水呑村の鵜川惣内は名主退役たいやくの後彌々いよ/\村中の氣請きうけあし加之そのうへ九助の金の一件より盜賊の惡名あくみやうきえず身代は日に増にかたむきけるが是に引かへ九助方は益々ます/\繁昌はんじやうなすを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
急ぎ日ならず江戸に着ければ知己しるべ周旋せわにて日本橋むろ町三丁目の番人にかゝへられつとめけるが元來正直しやうぢきの九助故町内の氣請きうけよく月に三貫文の外に草履ざうり草鞋わらんぢ其他荒物あめなど賣ける中駿河するが町越後屋三家の掃除さうぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
原田氏はらだし星亨氏ほしとほるし幕下ばつか雄將ゆうしやうで、關東くわんとうける壯士さうし大親分おほおやぶんである。嶺村みねむら草分くさわけ舊家きうけであるが、政事熱せいじねつ大分だいぶのきかたむけたといふ豪傑がうけつ