トップ
>
桝屋
>
ますや
ふりがな文庫
“
桝屋
(
ますや
)” の例文
桝屋
(
ますや
)
の佐吉があげたのは八人だったが、あたしはその中で五人を選んだ。その五人はいまでも、いろいろな意味で人を苦しめ、
騙
(
だま
)
し、泣かせている。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
する
桝屋
(
ますや
)
久藏と云者と尋ねしに其頃新店なれども
評判
(
ひやうばん
)
よきにや直に知ければ吾助は大いに
悦
(
よろこ
)
び
先
(
まづ
)
見世
(
みせ
)
に行て樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そんな事を言ふうちに、二人は彌次馬に取圍まれた酒屋——
桝屋
(
ますや
)
傳七——の前に立つて居りました。
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
安の
女
(
むすめ
)
二人
(
ふたり
)
のうち、
敬
(
けい
)
は猿若町三丁目の芝居茶屋三河屋に、
銓
(
せん
)
は蔵前須賀町の呉服屋
桝屋
(
ますや
)
儀兵衛の
許
(
もと
)
にいた。また専六と成善との兄
優善
(
やすよし
)
は、ほど遠からぬ浦和にいた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
今日
(
こんち
)
は!
桝屋
(
ますや
)
でございます!」
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
佐吉を
桝屋
(
ますや
)
から抜いたのはおしのである。毎月一両という手当で縛り、いまでは根岸に住んでいて、十日に一度ずつおしのを「みまい」といって訪ねて来る。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
ぞ待にける爰に
飯焚
(
めしたき
)
の宅兵衞と云は
桝屋
(
ますや
)
久藏が
豐前
(
ぶぜん
)
小倉に居る時よりの飯焚にて
生得
(
しやうとく
)
愚鈍
(
ぐどん
)
なる上最も
吝
(
しは
)
く一文の錢も只は
遣
(
つか
)
はず二文にして遣はんと思ふ程の男なれども
至極
(
しごく
)
の女好にて年は五十を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「あ、おしのちゃん」とうしろからおとよが云った、「詳しいことは
桝屋
(
ますや
)
の佐吉に訊くとわかってよ」
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
自身に
訴
(
うつた
)
へ出ければ越前守殿一
應
(
おう
)
糺問
(
きうもん
)
の上
桝屋
(
ますや
)
久藏を
呼出
(
よびいだ
)
され吾助を
召捕迄
(
めしとるまで
)
宅兵衞事主人預け申付るとて下られける斯て又吾助は
隅田川
(
すみだがは
)
の花見に
藤重
(
ふぢしげ
)
を
同道
(
どうだう
)
して到りしに
計
(
はか
)
らず
渡船
(
わたしぶね
)
にて忠八と面を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
桝
漢検1級
部首:⽊
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“桝屋”で始まる語句
桝屋久藏
桝屋伝七
桝屋儀兵衛