“桝屋久藏”の読み方と例文
読み方割合
ますやきうざう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抑々そも/\本郷二丁目なる桝屋久藏ますやきうざうと言る者はもと備前岡山在の百姓の子にして吾助とは元來ぐわんらい懇意こんい成しが此久藏十八九歳のころ豐前國小倉なる織殿おりどのへ奉公に行段々精勤せいきんして金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
扨も捕方とりかたの同心より吾助事千住にて召捕めしとりし段とゞけに及びければ大岡越前守殿には先吾助に入牢じゆらう申付られ一兩日すぎて引出され其外桝屋久藏ますやきうざう飯焚めしたき宅兵衞もと桝屋ますやの下女お兼など呼出され扨て吾助お兼の兩人にむかはれ汝等主家しうかにありながら密通みつつうせしのみならず懷妊くわいにんせしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)