“格子作”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうしづくり50.0%
こうしづくり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまはげしい往来中わうらいなかではいかず、とつて衆人ひとに立たぬければ不可いかぬから、入口はいりぐち横町よこちやうけ、おもてはうは三四けんの所をこまかい格子作かうしづくりこしらへ、往来おもてはう看板かんばんけました。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
この支流ながれを前に控えて、土塀どべいから柿の枝の垂下っている家が、私共の尋ねて参りました荒井様でした。見付みつきは小諸風の門構でも、内へ入れば新しい格子作こうしづくりで、二階建の閑静な御住居すまいでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)