“往来中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうらいなか66.7%
おうらいじゅう16.7%
わうらいなか16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春「此間こないだは何を云うにも往来中おうらいなかで、くわしい話も出来なかったが、助右衞門の死骸はどうしたえ」
私の門前には先ず見るも汚らしく雨にらされた獄吏の屋敷の板塀が長くつづいて、それから例の恐しい土手はいつも狭い往来中おうらいじゅう日蔭ひかげにして
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
あまはげしい往来中わうらいなかではいかず、とつて衆人ひとに立たぬければ不可いかぬから、入口はいりぐち横町よこちやうけ、おもてはうは三四けんの所をこまかい格子作かうしづくりこしらへ、往来おもてはう看板かんばんけました。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)