トップ
>
根絶
>
こんぜつ
ふりがな文庫
“
根絶
(
こんぜつ
)” の例文
このドクダミははなはだ抜き去り
難
(
がた
)
く、したがって
根絶
(
こんぜつ
)
せしめることはなかなか容易でなく、抜いても抜いても
後
(
あと
)
から
生
(
は
)
え出るのである。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
人買ひといふ世にも殘酷な惡人が、その頃はまだ
根絶
(
こんぜつ
)
してゐなかつたのですが、さらはれるのは、男も女も、必要の上から、必ず綺麗な子に限られて居たのです。
銭形平次捕物控:140 五つの命
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
けれど、それで
根絶
(
こんぜつ
)
したものとはかぎらない。同じ所、べつな所で、また火を
噴
(
ふ
)
くおそれはある。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかも
平生
(
へいぜい
)
の
自分
(
じぶん
)
より
遙
(
はる
)
かに
無力
(
むりよく
)
無能
(
むのう
)
な
赤子
(
あかご
)
であると、
更
(
さら
)
に
自分
(
じぶん
)
を
認
(
みと
)
めざるを
得
(
え
)
なくなつた。
彼
(
かれ
)
に
取
(
と
)
つては
新
(
あた
)
らしい
發見
(
はつけん
)
であつた。
同時
(
どうじ
)
に
自尊心
(
じそんしん
)
を
根絶
(
こんぜつ
)
する
程
(
ほど
)
の
發見
(
はつけん
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「武田家の
大行事
(
だいぎょうじ
)
を徳川家に
踏襲
(
とうしゅう
)
されるよりは、この秋かぎり
根絶
(
こんぜつ
)
させろ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“根絶”の意味
《名詞》
根 絶(こんぜつ)
根本から絶つこと。根こそぎにすること。
(出典:Wiktionary)
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
絶
常用漢字
小5
部首:⽷
12画
“根”で始まる語句
根
根柢
根性
根方
根元
根本
根太
根気
根岸
根津