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東詰
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ひがしづめ
ふりがな文庫
“
東詰
(
ひがしづめ
)” の例文
そこで本町橋の
東詰
(
ひがしづめ
)
まで引き上げて、二
人
(
にん
)
は
袂
(
たもと
)
を分ち、堀は石川と米倉とを借りて、西町奉行所へ連れて帰り、跡部は城へ
這入
(
はひ
)
つた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
また、右手の
東詰
(
ひがしづめ
)
には、
平相国清盛
(
へいしょうこくきよもり
)
どのの、西八条の館があったのですが、荒れ果てている
態
(
さま
)
を見ると、今は、誰の
武者溜
(
むしゃだま
)
りになっておりますことやら
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
吾妻橋の
東詰
(
ひがしづめ
)
までは、色々な人の記憶を引出して、どうにかこうにか跡をつけることが出来ましたけれど、それから先は、橋を渡ったのか、
河岸
(
かし
)
を
厩橋
(
うまやばし
)
の方へ行ったのか
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
東詰
(
ひがしづめ
)
に高札を立ててあった
常磐
(
ときわ
)
橋、河岸から大名屋敷へつづいて、火の見やぐらの高く建っていた呉服橋、そこから
鍛冶
(
かじ
)
橋、江戸橋と見わたして、はては細川侯邸の通りから
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
京都の
嵐山
(
あらしやま
)
の前を流れる
大堰川
(
おおいがわ
)
には、
雅
(
みや
)
びた
渡月橋
(
とげつきょう
)
が
架
(
かか
)
っています。その橋の
東詰
(
ひがしづめ
)
に
臨川寺
(
りんせんじ
)
という寺があります。
夢窓国師
(
むそうこくし
)
が中興の開山で、開山堂に国師の像が安置してあります。
鯉魚
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
今橋を渡つた瀬田の手とが
東横堀川
(
ひがしよこぼりがは
)
の
東河岸
(
ひがしかし
)
に落ち合つて、南へ
内平野町
(
うちひらのまち
)
まで押して行き、
米店
(
こめみせ
)
数軒に火を掛けて
平野橋
(
ひらのばし
)
の
東詰
(
ひがしづめ
)
に引き上げてゐた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「どうぞ、お出まし下さいませ。場所は、
農人橋
(
のうにんばし
)
の
東詰
(
ひがしづめ
)
、そこは四国屋の出店でござりますが、東堀の
浄国寺
(
じょうこくじ
)
に添った所が、大阪へ来た時の住居になっておりまする」
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
東
常用漢字
小2
部首:⽊
8画
詰
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“東”で始まる語句
東
東京
東雲
東風
東山
東寺
東南
東屋
東方
東路