旧字:條
ただ著者が諸家の詩歌文章を説明する条りを、そうですかそうですかと聞いているようなものでありました。しかしこれは少し困る。
ただ少し身勝手だと思われる点は、例えば人種に本質的の優劣があるという例に、アメリカにおける黒人と白人との能率の比較をしている条りなどがあるからである。
部屋に男の上衣が吊るされていて怪しいと思いつく条りなども映画的だ。
“条”の意味
《名詞》
(おち) (古)いくつかに分かれている事項を数えるのに用いる語。箇条。
(おちおち)(古)一つ一つの箇条。件々。
(くだり) 文章や話の中の一定の部分。章。
(くだり) 前に述べた文の箇所。前に述べた事柄。くだん。
(ジョウ) 一つずつ書き分けた文章。箇条。
(ジョウ) 条坊制で、南北を九つに分けた一区画。
(ジョウ) 古代、条里制の耕地の一区画。
(ジョウ) (やや古)こと。かど。段。
(ジョウ) (古)(接続助詞的に)(「候条」の形で)~によって。~故に。候間。
(ジョウ) (やや古)(接続助詞的に)(「とは言い条」の形で)とは言うものの。とは言え。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)