“書(て)” の例文
……それも殿方(とのがた)のだと、何(なん)ですけれど、優(やさ)しい御婦人(ごふじん)のお書(て)でしたから拾(ひろ)ひました。尤(もつと)も、あの、にせて殿方(とのがた)のてのやうに書(か)いてはありますけれど、其(それ)は一目(ひとめ)見(み)れば分(わか)りますわ。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
名主「やアこりゃア能(い)い書(て)じゃア、喜右衞門、なぜ其の女を連れて来ねえか」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
雑誌に被(かぶ)せた表紙の上へ、巻紙を添えて出す、かな交りの優しい書(て)で
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「有名な先生だ、歌の、そうそう。書(て)も能(よ)くお書きになるぜ。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)