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易牙
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えきが
ふりがな文庫
“
易牙
(
えきが
)” の例文
「
凡
(
およ
)
ソ物ニ先天アル事、人ニ
資禀
(
しひん
)
アルガ如シ。人ノ性下愚ナル者ハ、孔孟
之
(
これ
)
ヲ教フト
雖
(
いへど
)
モ無益也。物ノ性
良
(
よろ
)
シカラズバ、
易牙
(
えきが
)
之ヲ
烹
(
に
)
ルト雖モ無味也……」
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
旨
(
うま
)
く味わうが為に
雉子
(
きじ
)
の一羽や二羽の
生
(
いけ
)
づくりが何であろう。風の神にささげる
野猪
(
いのしし
)
の一匹や二匹の
生贄
(
いけにえ
)
が何であろう。
易牙
(
えきが
)
は
吾
(
わ
)
が子を
炙
(
あぶ
)
り物にして君にささげたという。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
易牙
(
えきが
)
が彼の子供を蒸して
桀紂
(
けっちゅう
)
に食わせたのはずっと昔のことで誰だってよくわからぬが、盤古が天地を
開闢
(
かいびゃく
)
してから、ずっと易牙の時代まで子供を食い続け、易牙の子からずっと
徐錫林
(
じょしゃくりん
)
まで
狂人日記
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
美食家の
斉
(
せい
)
の
桓公
(
かんこう
)
が己のいまだ味わったことのない
珍味
(
ちんみ
)
を求めた時、
厨宰
(
ちゅうさい
)
の
易牙
(
えきが
)
は己が
息子
(
むすこ
)
を
蒸焼
(
むしやき
)
にしてこれをすすめた。十六
歳
(
さい
)
の少年、
秦
(
しん
)
の始皇帝は父が死んだその晩に、父の
愛妾
(
あいしょう
)
を三度
襲
(
おそ
)
うた。
名人伝
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
“易牙”の解説
易牙(えきが)は、春秋時代の料理人。斉の桓公に仕えた寵臣「三貴」の一人。名は巫。別称は雍巫(雍人は料理人)。
(出典:Wikipedia)
易
常用漢字
小5
部首:⽇
8画
牙
常用漢字
中学
部首:⽛
4画
“易”で始まる語句
易
易々
易者
易簀
易経
易水
易筮
易行道
易行
易占