“易牙”の読み方と例文
読み方割合
えきが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およソ物ニ先天アル事、人ニ資禀しひんアルガ如シ。人ノ性下愚ナル者ハ、孔孟これヲ教フトいへどモ無益也。物ノ性よろシカラズバ、易牙えきが之ヲルト雖モ無味也……」
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
うまく味わうが為に雉子きじの一羽や二羽のいけづくりが何であろう。風の神にささげる野猪いのししの一匹や二匹の生贄いけにえが何であろう。易牙えきがが子をあぶり物にして君にささげたという。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
易牙えきがが彼の子供を蒸して桀紂けっちゅうに食わせたのはずっと昔のことで誰だってよくわからぬが、盤古が天地を開闢かいびゃくしてから、ずっと易牙の時代まで子供を食い続け、易牙の子からずっと徐錫林じょしゃくりんまで
狂人日記 (新字新仮名) / 魯迅(著)