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早間
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はやま
ふりがな文庫
“
早間
(
はやま
)” の例文
丁々坊 何か知らぬが、それは
措
(
お
)
け。はて、
何
(
なん
)
とやら、テンツルテンツルテンツルテンか、
鋸
(
のこぎり
)
で
樹
(
き
)
をひくより、
早間
(
はやま
)
な腰を
振廻
(
ふりまわ
)
いて。やあ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そういううちも、
四
(
し
)
丁目の三味線太鼓
早間
(
はやま
)
に賑々しく地囃子が、
水銀
(
みずがね
)
いろをした暮春の夕闇をかき乱すように聞こえてくる。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
得手
(
えて
)
でないところは
早間
(
はやま
)
になるうれいがある。彼女の芸は
鴈治郎
(
がんじろう
)
の芸と一脈共通のところがあるかと思われる。
豊竹呂昇
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
さては
浮橋縫之助
(
うきはしぬいのすけ
)
互
(
たがい
)
に「顔と顔とを見合せて一度にわつと」嘆きさえすれば後は
早間
(
はやま
)
に追込んで「
鳥辺山
(
とりべやま
)
」の一段はすぐさま語り終られると知るものから
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
其の内でも私は
尚
(
な
)
お萩原様の家来同様に畑をうなったり庭を掃いたり、使い
早間
(
はやま
)
もして、
嚊
(
かゝあ
)
は
洒
(
すゝ
)
ぎ洗濯をしておるから、
店賃
(
たなちん
)
もとらずに
偶
(
たま
)
には
小遣
(
こづかい
)
を貰ったり
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「おばさん。きょうは三味線がのろかったぜ。もう少し
早間
(
はやま
)
にね。いいかい」
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
使い
早間
(
はやま
)
には何うせ遊んでいるからと安吉を附けて置き、政七も仙太郎も重三郎も折々来ては、小三郎の心を慰めることを申しまするが、小三郎は只々
欝
(
ふさ
)
いで居まして
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
早
常用漢字
小1
部首:⽇
6画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“早”で始まる語句
早
早速
早々
早業
早晩
早稲田
早熟
早合点
早鐘
早苗