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数〻
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しばしば
ふりがな文庫
“
数〻
(
しばしば
)” の例文
旧字:
數〻
その興業中川上は
数〻
(
しばしば
)
わが学校に来りて、その一座の重なる者と共に、生徒に講談を聴かせ、あるいは菓子を贈るなど
頗
(
すこぶ
)
る親切
叮嚀
(
ていねい
)
なりしが
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
その不快を極むるところの一路なるをも忌み厭ふに
暇
(
いとま
)
あらずして渠身不相応なる大船の
数〻
(
しばしば
)
出入するに徴して知るべし。
水の東京
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
儂はこれを思うごとに苦悶
懊悩
(
おうのう
)
の余り、
暫
(
しば
)
し
数行
(
すこう
)
の
血涙
(
けつるい
)
滾々
(
こんこん
)
たるを覚え、寒からざるに、
肌
(
はだえ
)
に
粟粒
(
ぞくりゅう
)
を覚ゆる事
数〻
(
しばしば
)
なり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
松井町にては南に入りて小名木川に達するの一渠(この一水は中途二岐となりて、その一は
直
(
ただち
)
に南に去つて小名木川に達すれども、他の一は
数〻
(
しばしば
)
曲折して後富川町にて小名木川に会す)
水の東京
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
巧偸豪奪
(
こうゆごうだつ
)
という語は、宋の頃から既に
数〻
(
しばしば
)
見える語で、骨董好きの人〻には豪奪ということも自然と起らざるを得ぬことである。マアそれも
恕
(
じょ
)
すべきこととすれば恕すべきことである。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
世にはこれよりも更に
大
(
だい
)
なる悪、大なる罪を犯しながら白昼大手を振りて、
大道
(
だいどう
)
を
濶歩
(
かっぽ
)
する者も多かるに、
大
(
だい
)
を
遺
(
わす
)
れて
小
(
しょう
)
を拾う、何たる片手落ちの処置ぞやなど感ぜし事も
数〻
(
しばしば
)
なりき。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
数〻
(
しばしば
)
社参する
中
(
うち
)
に、修験者らから神怪
幻詭
(
げんき
)
の偉い
談
(
だん
)
などを聞かされて、身に浸みたのであろう、長ずるに及んで何不自由なき大名の身でありながら、
葷腥
(
くんせい
)
を遠ざけて
滋味
(
じみ
)
を
食
(
くら
)
わず、身を持する謹厳で
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
〻
“数”で始まる語句
数
数多
数珠
数寄
数奇
数々
数寄屋橋
数寄屋
数寄者
数年