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摺
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こす
ふりがな文庫
“
摺
(
こす
)” の例文
旧
停車場
(
ステエション
)
の
方
(
かた
)
を見ながら言つた、媼がしよぼ/\した目は、
恁
(
こ
)
うやつて遠方のものに
摺
(
こす
)
りつけるまでにしなければ、見えぬのであらう。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
啖壺
(
たんつぼ
)
が備えてあっても衛生や公徳の何物たるを知らない連中は平気で床の上へ啖を吐いたり、
唾
(
つば
)
を吐いたりして何の心だかわざわざそれを靴の底で
摺
(
こす
)
り
拡
(
ひろ
)
げています。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
錢形平次のところへも、
夥
(
おびたゞ
)
しい忠告と、皮肉と、當てつ
摺
(
こす
)
りと、中傷の手紙が舞ひ込みます。
銭形平次捕物控:319 真珠太夫
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
内心痛し、
頗
(
すこぶ
)
る
痒
(
かゆ
)
しで、
皺
(
しわ
)
だらけの手の甲を
顋
(
あご
)
の下で
摺
(
こす
)
ってござった。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“摺”を含む語句
引摺
地摺
手摺
頬摺
笈摺
阿婆摺
摺合
雲母摺
手古摺
摺鉢
摺寄
袖摺
摺付
悪摺
青摺
摺出
籾摺
摺附木
摺上川
衣摺
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