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揄揶
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からか
ふりがな文庫
“
揄揶
(
からか
)” の例文
呍咐
(
いひつか
)
つた通り云ふと、
穏
(
おとな
)
しく帰つたのよ。それからお主婦さんと私と二人で散々
揄揶
(
からか
)
つてやつたら、マア野村さん酷い事云つたの。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
處
(
ところ
)
が
或日
(
あるひ
)
のこと、やはり
學校
(
がくかう
)
の
歸途
(
かへり
)
に
庄園
(
しやうゑん
)
の
壁
(
かべ
)
の
上
(
うへ
)
でラクダルを
揄揶
(
からか
)
つて
居
(
ゐ
)
た
少年
(
こども
)
の中に、
何
(
なん
)
と
思
(
おも
)
つたか
甚
(
ひど
)
く
感心
(
かんしん
)
して
了
(
しま
)
ひ
自分
(
じぶん
)
も
是非
(
ぜひ
)
怠惰屋
(
なまけや
)
にならうと
決心
(
けつしん
)
した
兒
(
こ
)
が
一人
(
ひとり
)
あつた。
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
であるから
學校
(
がくかう
)
の
歸途
(
かへりみち
)
には
大勢
(
おほぜい
)
が
其
(
その
)
崩
(
くづ
)
れ
落
(
おち
)
た
壁
(
かべ
)
に
這
(
は
)
いのぼつてワイ/\と
騒
(
さわ
)
ぐ、
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
つやら、
囃
(
はや
)
すやら、
甚
(
はなは
)
だしきは
蜜柑
(
みかん
)
の
皮
(
かは
)
を
投
(
な
)
げつけなどして
揄揶
(
からか
)
うのである。けれども
何
(
なん
)
の
效果
(
きゝめ
)
もない。
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
揄
漢検1級
部首:⼿
12画
揶
漢検1級
部首:⼿
12画