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掛替
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かけがへ
ふりがな文庫
“
掛替
(
かけがへ
)” の例文
なし中には
稼
(
かせ
)
ぎ人が
煩
(
わづら
)
ひて
喰
(
くふ
)
や喰ずの
極貧者
(
ごくひんもの
)
には持合せの金を
何程
(
いくら
)
か與へ
慈善
(
じぜん
)
の道を好むのも
掛替
(
かけがへ
)
の無き兩親に不幸を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この陰気な牢屋の中を出て、自由な天地に帰らうとして、大胆な為事に掛かる同志のものに対して、仲間で誰一人本能的に同情してゐないものはないから、上着の
掛替
(
かけがへ
)
は惜まないのである。
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
彼等は
孰方
(
どちら
)
も、もつと立派な
掛替
(
かけがへ
)
のあることを知つてゐるから……。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
拍
(
う
)
ち其の
人體
(
にんてい
)
で考へれば醫師と云るは町内の元益
坊主
(
ばうず
)
に
極
(
きはま
)
つたりと云は
面體
(
めんてい
)
のみならず
黒
(
くろ
)
羽二重に桔梗の紋は
掛替
(
かけがへ
)
のなき一丁
羅
(
ら
)
渠奴
(
きやつ
)
小西屋の
店
(
みせ
)
へ行き隣の女に惡名を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
堪
(
こら
)
へ成程
當暮
(
たうくれ
)
は御不都合との事なれば是非もなき次第なり斯樣申さば御聞取りによりて御腹も立れんが
憚
(
はゞか
)
りながら此御
身代
(
しんだい
)
にて
僅
(
わづか
)
二兩か三兩の金子なれば
御都合
(
ごつがふ
)
の成ぬ事も有まじ又御前樣の爲にも
掛替
(
かけがへ
)
なき一人の母樣が御
命
(
いのち
)
にも
係
(
かゝは
)
る大事の時故今一應
御思案
(
ごしあん
)
成
(
なさ
)
れ何卒此場を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
替
常用漢字
中学
部首:⽈
12画
“掛”で始まる語句
掛
掛合
掛念
掛金
掛物
掛声
掛茶屋
掛行燈
掛蒲団
掛川