“當暮”の読み方と例文
読み方割合
たうくれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
致し居候に付當暮たうくれには藥代其外諸方の買掛り都合六七兩にも相成申候事ゆゑ此せつ半金はんきんも遣はさず候はねば來春よりはしうとめに藥を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
させんといそぎしが庄左衞門方に當時少々の差合の出來できしにより當暮たうくれにと相談さうだんきまもつぱら其支度にぞ及びけるこゝに又有馬玄蕃頭殿げんばのかみどのの浪人畔倉重左衞門と言者あり其悴を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こらへ成程當暮たうくれは御不都合との事なれば是非もなき次第なり斯樣申さば御聞取りによりて御腹も立れんがはゞかりながら此御身代しんだいにてわづか二兩か三兩の金子なれば御都合ごつがふの成ぬ事も有まじ又御前樣の爲にも掛替かけがへなき一人の母樣が御いのちにもかゝはる大事の時故今一應御思案ごしあんなされ何卒此場を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)