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挙動
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やうす
ふりがな文庫
“
挙動
(
やうす
)” の例文
旧字:
擧動
その時の、俥の上の男の
挙動
(
やうす
)
は、今猶明かに心に残つてゐる。然し言葉を交したのでもない。友の静子は耳の根迄紅くなつてゐた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
あい……
旦那様
(
だんなさま
)
お
有難
(
ありがた
)
うございます。と
可愛
(
かあい
)
らしい手を
突
(
つ
)
いて、
頸
(
くび
)
を横にして
挨拶
(
あいさつ
)
をします
挙動
(
やうす
)
が手の
突
(
つ
)
きやうから、
辞儀
(
じぎ
)
の
仕方
(
しかた
)
がなか/\
叮嚀
(
ていねい
)
でげす。主「ンー……お
前様
(
まへさん
)
も
何
(
な
)
んだらうね……。 ...
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
片目の小さい、
始終
(
しよつちゆう
)
唇を
甜
(
な
)
め廻す癖のある、鼻の先に新聞記者がブラ下つてる様な
挙動
(
やうす
)
や物言ひをする、
可厭
(
いや
)
な男であつた。
札幌
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
彼女の
挙動
(
やうす
)
はまだ男を知つて居ないらしいが、
那麽
(
あんな
)
に若く見える癖に二十二だつていふから、もう男の肌に触れてるかも知れぬ。それも構はんさ。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
奇妙に生れついた男もあればあるもので、此男が真面目になればなる程、其
挙動
(
やうす
)
が吹き出さずに居られぬ程滑稽に見えて、何か戯談でも云ふと
些
(
ちつ
)
とも可笑しくない。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
菊池君は私にも
叩頭
(
おじぎ
)
をして、
満々
(
なみなみ
)
と酌を享けたが、此
挙動
(
やうす
)
は何となく私に興を催させた。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“挙動”の意味
《名詞》
挙 動(きょどう)
人の動作や行動。
物質や機器類などの作動や作用、反応のようす。
(出典:Wiktionary)
“挙動(
行動
)”の解説
は、人間を含む動物の活動や行い全般を指す言葉である。ただし、日本語の「行動」がもっぱら生物(特に動物)に適用されるのに対し、英語の「behavio(u)r」は物体・機械など無生物の挙動・振舞いの意味で用いられることがある。
(出典:Wikipedia)
挙
常用漢字
小4
部首:⼿
10画
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
“挙”で始まる語句
挙
挙句
挙措
挙手
挙止
挙世
挙母
挙止動作
挙人
挙家