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挘
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もぎ
ふりがな文庫
“
挘
(
もぎ
)” の例文
「驚いた……烏が
一斉
(
いっとき
)
に飛びやあがった。何だい、今の、あの声は。……烏瓜を
挘
(
もぎ
)
っただけで下りりゃ
可
(
い
)
いのに、何だかこう、樹の枝に、
茸
(
きのこ
)
があったもんだから。」
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其れから少し離れて、
隣家
(
となり
)
で
挘
(
もぎ
)
ツて捨てた
鰯
(
いわし
)
の頭が六ツ七ツ、尚だ
生々
(
なま/\
)
しくギラ/\光つてゐた。其に
銀
(
ぎん
)
蠅がたかツて、何うかするとフイと飛んでは、またたかツてゐた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
泥棒
(
どろぼう
)
なんぞする
奴
(
やざ
)
あ、わし
大嫌
(
だえきれえ
)
でがすから、わし
等
(
ら
)
畑
(
はたけ
)
の
茄子
(
なす
)
引
(
ひ
)
ん
挘
(
もぎ
)
つたんだつてちやんと
知
(
し
)
つちや
居
(
ゐ
)
んでがすから、いや
全
(
まつた
)
くでがす、お
内儀
(
かみ
)
さん
處
(
とこ
)
の
甘藷
(
さつま
)
も
盜
(
と
)
りあんしたとも
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
いつまで
挘
(
もぎ
)
つても挘りきれぬ蚕豆
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
いつまで、そん
中
(
なか
)
で
挘
(
もぎ
)
つてるだ。
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
俺
(
おれ
)
ちも豆でも
挘
(
もぎ
)
るべえ。
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
挘
漢検1級
部首:⼿
9画
“挘”を含む語句
引挘
掻挘
草挘
挘取
振挘
踏挘