)” の例文
心たふとくやさしき人は他人の願ひ、言語または擧動によりて外部にあらはるればことせてその願ひをいなまず、直ちにこれを己が願ひとひとしうす
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
此の後はみやこに出でて雀部を六二とぶらひ、又は近江に帰りて児玉に身をせ、七とせがほどは夢のごとくに過しぬ。
もしその児が女で後年子をはらむと自分と同名の樹で自宅辺に生え居るやつにまいり香き花や葉を供え飾ると、今度生まるべき児の魂が鳥にって来り母に殺され食わるるまで待ち居る。
磯良これをうらみて、或ひは舅姑おやおや忿いかり五六せていさめ、或ひはあだなる心をうらみかこてども、五七大虚おほぞらにのみ聞きなして、後は五八月をわたりてかへり来らず。
スマトラ島人は死人の魂虎にると信じ、虎の名を聞くも畏敬する、したがって必死で正当防禦か親族友人が虎に殺された当場そのばへ行き合せた場合でなくんば、いかに重宝を受けても虎を討たぬ
をさなきより身を一一五翰墨かんぼくするといへども、国に忠義の聞えなく、家に孝信をつくすことあたはず、一一六いたづらに天地のあひだにうまるるのみ。兄長このかみ赤穴は一生を信義の為に終る。