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托
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よ
ふりがな文庫
“
托
(
よ
)” の例文
心たふとくやさしき人は他人の願ひ、言語または擧動によりて外部にあらはるれば
言
(
こと
)
に
托
(
よ
)
せてその願ひを
辭
(
いな
)
まず、直ちにこれを己が願ひとひとしうす
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
此の後は
京
(
みやこ
)
に出でて雀部を
六二
とぶらひ、又は近江に帰りて児玉に身を
托
(
よ
)
せ、七とせがほどは夢のごとくに過しぬ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
もしその児が女で後年子を
孕
(
はら
)
むと自分と同名の樹で自宅辺に生え居るやつに
詣
(
まい
)
り香
好
(
よ
)
き花や葉を供え飾ると、今度生まるべき児の魂が鳥に
托
(
よ
)
って来り母に殺され食わるるまで待ち居る。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
磯良これを
怨
(
うら
)
みて、或ひは
舅姑
(
おやおや
)
の
忿
(
いかり
)
に
五六
托
(
よ
)
せて
諫
(
いさ
)
め、或ひは
徒
(
あだ
)
なる心をうらみかこてども、
五七
大虚
(
おほぞら
)
にのみ聞きなして、後は
五八
月をわたりてかへり来らず。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
スマトラ島人は死人の魂虎に
托
(
よ
)
ると信じ、虎の名を聞くも畏敬する、したがって必死で正当防禦か親族友人が虎に殺された
当場
(
そのば
)
へ行き合せた場合でなくんば、いかに重宝を受けても虎を討たぬ
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
吾
幼
(
をさな
)
きより身を
一一五
翰墨
(
かんぼく
)
に
托
(
よ
)
するといへども、国に忠義の聞えなく、家に孝信をつくすことあたはず、
一一六
徒
(
いたづら
)
に天地のあひだに
生
(
うま
)
るるのみ。
兄長
(
このかみ
)
赤穴は一生を信義の為に終る。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“托”の意味
《名詞》
物を載せておく台や受け皿。
(出典:Wiktionary)
托
漢検準1級
部首:⼿
6画
“托”を含む語句
仮托
托言
屈托
茶托
一蓮托生
結托
托児所
托胎
托鉢
托鉢僧
依托
屈托気
嘱托
委托
蓮托生
托塔
花托
言托
托送
請托
...