トップ
>
懷中
>
くわいちゆう
ふりがな文庫
“
懷中
(
くわいちゆう
)” の例文
新字:
懐中
「
私
(
わたくし
)
が
宜道
(
ぎだう
)
です」と
若
(
わか
)
い
僧
(
そう
)
は
答
(
こた
)
へた。
宗助
(
そうすけ
)
は
少
(
すこ
)
し
驚
(
おど
)
ろいたが、
又
(
また
)
嬉
(
うれ
)
しくもあつた。すぐ
懷中
(
くわいちゆう
)
から
例
(
れい
)
の
紹介状
(
せうかいじやう
)
を
出
(
だ
)
して
渡
(
わた
)
すと、
宜道
(
ぎだう
)
は
立
(
た
)
ちながら
封
(
ふう
)
を
切
(
き
)
つて、
其
(
その
)
場
(
ば
)
で
讀
(
よ
)
み
下
(
くだ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
婢
(
ひ
)
あり別れを惜みて
伏水
(
ふしみ
)
に至る。兵士
環
(
めぐ
)
つて之を
視
(
み
)
る。南洲輿中より之を招き、其背を
拊
(
う
)
つて曰ふ、
好在
(
たつしや
)
なれと、金を
懷中
(
くわいちゆう
)
より出して之に與へ、
旁
(
かたは
)
ら人なき若し。兵士
太
(
はなは
)
だ其の情を
匿
(
かく
)
さざるに服す。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
懷
部首:⼼
19画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“懷中”で始まる語句
懷中物
懷中電燈
懷中鏡
懷中時計
懷中紙
懷中提灯