こたへ)” の例文
新字:
それ小さき火花にも大いなる焔ともなふ、おそらくは我より後、我にまさる馨ありてぎ、チルラのこたへをうるにいたらむ 三四—三六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
けれど夫人ふじん姿すがたえない『春枝夫人はるえふじん、々々。』とこゑかぎりにんでたがこたへがない、たゞ一度いちどはるか/\の波間なみまから、かすかにこたへのあつたやうにもおもはれたが、それもなみおとやら、こゝろまよひやら
仔細如何にと問ひ寄るをこたへも得せず、やうやく涙をのご
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)