つつし)” の例文
新字:
それフィオレンツァはその昔の城壁——今もかしこより第三時と第九時との鐘聞ゆ——の内にて平和を保ち、かつひかへかつつつしめり 九七—九九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
然し、思ひの外滑なめらかなことばの運びと、引き續いてゐたみんなのつつしみの念が、そのすきを探る餘裕を與へなかつた。
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
ぞくほつするところつてこれ(二五)あたへ、ぞくとするところつてこれる。まつりごとすや、わざはひつてさいはひし、やぶれをてんじてこうし、(二六)輕重けいぢうたつとび、權衡けんかうつつしめり。