あら)” の例文
新字:
その泣くさまは、青山は枯山なす泣き枯らし河海うみかはことごとに泣きしき。ここを以ちてあらぶる神の音なひ二二狹蠅さばへなす皆滿ち、萬の物のわざはひ悉におこりき。
諸の神たちにせて詔りたまはく、「もし天若日子、みことたがへず、あらぶる神を射つる矢の到れるならば、天若日子になあたりそ。もしきたなき心あらば、天若日子この矢にまがれ一六
天皇既に吾を死ねと思ほせか、何ぞ、西の方のあらぶるひとどもをりに遣して、返りまゐ上り來しほど幾時いくだもあらねば、軍衆いくさびとどもをも賜はずて、今更に東の方の十二道の惡ぶる人どもをことむけに遣す。