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悪
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わろ
ふりがな文庫
“
悪
(
わろ
)” の例文
旧字:
惡
けれど、下々の嗜める鱧の皮とあっては聞こえいと
悪
(
わろ
)
し、この日よりこの肴を『待宵の鱠』と命名せよ。と仰せられて、ご機嫌なみなみならずうるわしかったと伝う。
にらみ鯛
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
こんな
溝板
(
どぶいた
)
のがたつく様な店先へそれこそ人がらが
悪
(
わろ
)
くて横づけにもされないではないか、お前方ももう少しお行義を直してお給仕に出られるやう心がけておくれとずばずばといふに
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
極
(
ごく
)
簡単の理窟を含む歌にて善しと思ふ者あり、些の理窟を含まざる歌にて
悪
(
わろ
)
しと思ふ者あるは事実なればなり。もし理窟といふ語を広き意味に解すれば解するほどこの除外例は多くなる道理なり。
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
あまり職掌を重んじて、
苛酷
(
かこく
)
だ、思い
遣
(
や
)
りがなさすぎると、評判の
悪
(
わろ
)
いのに
頓着
(
とんじゃく
)
なく、すべ一本でも
見免
(
みのが
)
さない、アノ
邪慳
(
じゃけん
)
非道なところが、ばかにおれは気に入ってる。まず八円の
価値
(
ねうち
)
はあるな。
夜行巡査
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
句の表は
悪
(
わろ
)
き酒を飲みて胸わるくなりたりといふまでなり。されどその裏面にはさらでも人を失ひたる悲みに胸つかえたる頃を、焼け酒飲み過ぎてなほ胸苦しさよとかこちたるさまをも見せたり。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
“悪”の解説
悪(あく)は、一般的な意味では、善の反対または欠如である。非常に広い概念であることもあるが、日常的な使い方では、より狭い範囲で深い邪悪さを表現することが多い。それは一般的に、複数の可能な形をとると考えられている。例えば、悪と一般的に関連している個人的な道徳的悪、または非個人的な自然的悪(自然災害または病気の場合のように)の形や、宗教的思想においては悪魔的または超自然的/永遠的な形などである。
(出典:Wikipedia)
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
“悪”を含む語句
悪戯
悪魔
悪漢
悪口
憎悪
悪寒
悪気
悪業
悪鬼
悪性
醜悪
好悪
折悪
悪霊
悪感
邪悪
悪戯盛
悪狡
悪徒
悪戯気
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